Chamber pot

若造のメモ

大学院での研究に対するモチベーション

今日は研究に対してまあまあのモチベーションを保ちつつ帰宅した。

大学院に入学し、今の研究室に移籍してからというもの、研究に対するモチベーションが急降下している。こんな状態がもう半年も続くので、自分でも原因がある程度はっきりしてきている。

 

ひとまず今の研究室と学部時代の研究室をまとめると、

<学部時代の研究室>

・バリバリの実験系

・拘束時間としてはブラック研究室の類(夜遅くまで灯は消えない)

・その分野では日本を代表する権威ある教授

・分野としては発展が滞っているが、社会からのニーズは非常に高く、自分の成果によって社会を変えられる可能性をはっきりと認識できた

・分野として成熟しかけているため、学生が持つテーマも結果が出にくいものが多く、苦労することが多い

・体育会系な雰囲気

・研究の進行・研究室の運営ともに、自主性を重んじる雰囲気

・学生の中には、雰囲気に合わず不登校になってしまう人も稀にいた。しかし、体育会系の雰囲気にマッチする学生(私もその一人)は、高いモチベーションと団結力で研究に励むことができた

・自由な就職活動には制限がかかる

などなど。

<大学院時代の研究室>

・計算シミュレーション系(実験は一切なし)

・拘束時間はかなり短い

・教授が女好きであり、愛人同然と化した秘書を学会に連れ回している

助教授陣と教授で意見・方向性が対立することがよくあり、風通しが悪い

・学生は総じて教授に反感を抱いており、研究に対するモチベーションも低い

・研究室全体として、会話が少なく、雰囲気が暗い

・就活に対する自由度はかなり高い

などなど。

 

現時点では、今の研究室に対する不満がかなり溜まっているので、過去の研究室を美化している面もあるだろうが、だいたい上記のような印象を抱いている。これを見ると、なぜこんな環境の研究室に入ってしまったのだという感じなのだが、当時の私は、よく内部の雰囲気を把握していなかったこと、就活が自由に行えることに魅力を感じていたことなどから、このような選択をしてしまったのだ。

 

研究室選択を失敗したことに対して後悔するとともに、モチベーション低下の原因を一方的に環境のせいにしている自分に対しても嫌悪感を抱く。

なんとか修正して無為な2年間にしないようにしなければならない。